街の風景 2008 皐月
大夕張からの帰り道、仲間と離れ
明石町で車を止め、ボンヤリと街を見下ろしていた
「大夕張の記憶」が無ければ
もう、どんな街の風景が
広がっていたかさえ分からない
自分の記憶の中では、もっと、もっと 鮮明に有ったはずなのに
年月が疾風の様に過ぎ去っていた事に今、改めて気付いた・・・
友人の商店があり、部活後の空腹を満たしてくれた
美味しいラーメン屋さんがあり
そして、当然の様に無数の炭鉱住宅が
処狭しと、軒を連ねていた明石町・・・
今はとり敢えず、大きな街に居る事が満足なのかさえ
自問自答しているが、結論は出るはずも無く・・
更に画像の中で、生まれた場所へ戻る意味さえ
自分に問い掛けても
確かな答えは出てこない・・・
何故、自分がここに戻る意味が有るのかさえ
確固たる意識は掌には無いのですが・・・
街へ繋がる道の高度が上がり
やがて空気がやや希薄になる様な感覚に襲われる時に
大夕張、鹿島は大きなインパクトで
眼前に全ての思いを包含するように
意識の中へと現れてくる
by road7hiro | 2008-05-18 09:47 | 故郷